2017.03.31 Fri

【授業レポート】~FEEL THE SENSE~ オーダースーツから考える「わたし」

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居心地のいい空間で買い物や食事、映画などがゆっくりと楽しめる「cocoti shibuya」。その5階にあるセレクトショップ「UNIVERSAL LANGUAGE 渋谷店」でシブヤ大学の授業が開催されました。今回のテーマは「オーダースーツから考える『わたし』です。

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オーダースーツというと、とても敷居が高そうで、話を聞きにお店に行きたいとは思いつつも、気が引けてしまう人は多いもの。会場に現れたスーツ姿の男性は「オーダースーツにずっと興味はあったのですが、なかなか暖簾をくぐれずにいました。だから今日は楽しみです」と答えます。   

 予想以上に女性の関心も高く、男女半々の比率で始まった今回の授業。講師は「UNIVERSAL LANGUAGE」のスタイリスト・石田竣也さんです。母体である青山商事の新しい試み「オーダー事業」の立ち上げから参加している新進気鋭のスタイリストで、ベージュ系のスーツを見事に着こなすその佇まいから、新しいムーブメントを起こそうという気迫が感じられます。

自己紹介はほどほどに、石田さんは用意したプロジェクターを使いながら、「日本の市場にあるスーツの型は大きくわけブリティッシュとイタリアの2種類に分けられます」と授業を始めました。ファッションスナップやトルソーに着せたスーツを用いながら丁寧にその違いを説明していきます。その言葉を聞きのがすまいと、受講者たちは耳を澄ませながらメモをとっています。なぜなら、その話がとても興味深いものだからです。

 たとえば、ブリティッシュのスーツは「肩の付け根の位置が後ろ気味」で、イタリアものは「肩の付け根の位置が前より」。そのため、総じて肩の位置が前よりの骨格である日本人には、イタリアの型の方が体型に合っている、とのことなのです。だからといって、イタリアの型を選べばいいというわけでもありません。石田さんはこう話を続けます。

「イギリスは雨が多く湿気がある国です。実はブリティッシュの生地は雨による湿気でもスーツがよれにくいよう、耐久性に優れた生地を使っているんですね。つまり、高温多湿になる日本の気候にもあっていて、夏に着るならば、ブリティッシュの生地の方がいい場合もあるんです」。

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こんな具合に目から鱗のスーツの講義は続き、「柄は2種類まで」「色は3色まで」「ほどよくトレンドを入れる」という着こなしポイントまで、詳しい解説が続きます。さすがに「トレンド」は簡単には取り入れることができない、とわかっているせいか、受講者から「トレンドの情報源はどうしたらいいですか」と鋭い突っ込みが。石田さんは「雑誌の中でも『MEN’S EX』(世界文化社)が正統波の着こなしとトレンドの取り入れ方で参考になると思います」と教えてくれました。 

 スーツの基礎が頭の中に入ったところで、次はオーダースーツの作りの実践へと入ります。

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ここではまず、ヒアリングシートが配られ、自分とスーツの関係についてを考えました。シートの質問項目は、どんな機会にスーツを着ることが多いか、既製品のスーツの悩みは何か、スーツを着てどんな風に思われたいかなどなど。「仕事で着る」「青が多い」「既製品は腕が長くて合わない」「初対面でも好印象を持ってもらえるようにしたい」などと、受講者たちは「わたしとスーツの関係性」を書き出します。その後、隣の人にその内容を発表することで、「わたし」がどんなスーツがほしいのか、スーツを着てどうしたいか、どうありたいか、を明確にし、オーダー前のイメージを固めていきます。

 そしていよいよ、スーツの型を決め、生地と裏地を選び、ボタンを選ぶという、オーダーメイドのプチ体験へと移ります。イギリス製の生地、イタリア製の生地のどっちがいいだろうか? 生地の色や柄はどれが似合いそうか? 30種類を超える生地と裏地、50種類を超えるボタンを目の前に、自分好みの組み合わせをつくっていきます。受講者のみなさんは、悩みつつもとても楽しそうな姿が印象的です。

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 あっという間に約30分の実践時間は終了となり、最後にどんなイメージでスーツをつくったかの発表がありました。

仕事が自由業という男性は、「チャコールグレーでスリムに見えそうな白と赤のラインが入った生地を選び、裏地は仕事がら堅苦しくならない赤に。ボタンも赤でまとめました」とにこやかに話します。鉄則である「色は3色以内」を守った見事な選び方に対して、石田さんは「色のまとめかたがいいですね。特に裏地で赤を選ぶ遊び心が素晴らしい。とても個性が出ている一着に仕上がると思います」と拍手。

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そして「自分だけの特別な想いを込めた一着を仕立て、一から作り上げる喜び。その一部を知れたと思います。服はその人を一番よく現すもの。既製品ではなく、自分だけの一着に袖を通し、自分だけのオリジナルスタイルをつくってみてください」と授業を締めくくりました。

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帰り際に受講者に話を聞くと「生地を選んだりすることが本当に楽しかった」「今日はオーダースーツの一端に触れましたが、自分だけのオリジナルがつくれるのは本当に魅力的ですね」との声が。オーダーメイドすることの愉しさに開眼したようです。

そうそう「UNIVERSAL LANGUAGE」では、6〜7万円台でオーダースーツをつくることが可能なのだとか。自分だけの一着は、そう遠いものではありませんね。

 

今回の会場はこちら!

「UNIVERSAL LANGUAGE 渋谷店」

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トレンドはもとより、生地の素材やディティールにもこだわったメンズのスーツやジャケット、シャツ、小物類がそろう。生地などの値段によるが、オーダースーツは6万円台でつくることも可能だ。

 

住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocotiビル5階

電話:03-3406-1515

営業時間:11:30〜21:00 

定休日:不定休(ビル定休日に準ずる)

 

Shop Info

cocoti SHIBUYA

●住所 東京都渋谷区渋谷1-23-16
●営業時間 物販店 : 11:30 - 21:00
※店舗により異なります。各店舗ページにてご確認ください。 飲食店 : 11:30 -
※店舗により異なります。各店舗ページにてご確認ください。
●TEL cocoti 管理事務所 03-5774-0124
(受付時間 10:00-18:00)
●URL cocoti SHIBUYA official
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